黄がイーグル締めで完全V、石川は6位タイ 賞金王決定は持ち越し
2012年11月25日(日)午後6:02
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国内男子ツアーのフルフィールド最終戦、カシオワールドオープンゴルフトーナメントは25日、高知県のKochi黒潮カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日から首位をキープしてきた20歳の黄重坤(韓)が通算19アンダーまでスコアを伸ばし、完全優勝で今季初勝利を挙げた。12位タイからスタートした石川遼は通算12アンダー6位タイで4日間の競技を終えている。
黄は最初の5ホールをパーで終えると、6番、9番でバーディ。後半13番、16番でもバーディを奪取して勢いに乗ると、最終18番パー5ではイーグルパットを沈め、この日は1イーグル、4バーディの内容で6アンダー66をマーク。通算19アンダーとし、昨年6月の?全英への道? ミズノオープン以来となるツアー通算2勝目を手にしている。
2位タイから出た上井邦浩は前半こそ1つスコアを伸ばすにとどまったが、後半に入ると15番までに3つのバーディ。しかし勝負どころの上がり3ホールではスコアを伸ばせず4アンダー68にとどまった。通算16アンダー単独2位に終わり、ツアー初優勝はお預けとなっている。
前日12位タイに後退して最終日を迎えた石川は、10番までに3つのバーディを奪う。11番、14番でボギーを叩いたが、17番をバーディとすると、最終18番ではイーグルの意地を見せて4アンダー68。通算12アンダーとし、上田諭尉らと並ぶ6位タイで大会を終えた。
その他、ルーキーの藤本佳則がノーボギーの5アンダー67で回り、通算14アンダーで久保谷健一、金庚泰(韓)とともに3位タイ。賞金王争いトップの藤田寛之は4バーディ、1ボギーの3アンダー69をマークし、通算11アンダーで宮里優作、谷原秀人らと並んで9位タイに食い込んだ。しかし賞金王決定は次週行われる今季最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップ(東京都、東京よみうりカントリークラブ)に持ち越しとなっている。
また、アマチュアの松山英樹は5バーディ、2ボギーの3アンダー69でラウンドし、通算8アンダーで平塚哲二らとともに28位タイにとどまった。