ニュース・コラム

欧州男子

昨季準優勝のG.マクドウェルが2連勝! I.ポルターは敗退…

2013年5月18日(土)午前9:55

 昨季優勝まであと一歩と迫りながらニコラス・コルサーツ(ベルギー)に敗れ2位に甘んじたグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が「今年こそ優勝を!」と2年越しの悲願に燃えている。

 ブルガリアで初めて行われる欧州ツアーのボルボ世界マッチプレー選手権(スラシアンクリフスG&ビーチリゾート)は現地時間17日に2日目の競技を終え、準々決勝に進むベスト16が決定した。

 今大会は24名の出場選手が3名ずつ8つのグループに分かれてラウンドロビン形式で2日間総当りのマッチプレーを行い、それぞれのグループの上位2名がベスト16に進出する。ゲイリー・プレイヤー(南ア)設計の風光明媚なコースはアメリカ西海岸の名門・ぺブルビーチGLを彷彿とさせるが、そのぺブルビーチで全米オープン(2010年)を制したことのあるマクドウェルが今大会絶好調だ。初日クリス・ウッド(英)を5アンド3の大差で撃破したのに続き、この日もスティーブン・ギャラハー(スコットランド)を4アンド2で下し、文句なしの2連勝でベスト16進出を果たした。

「このコースは自分の持ち球、フェードで攻めやすいホールが多い。心地良くプレー出来ている。この調子で行けば週末も面白いことになりそうだ」とマクドウェルは昨季のリベンジを胸に誓う。海沿いのコースに強風が吹いたが、風が強いことで有名なアイルランド出身の彼にとっては“そよ風”のようなもの。明日以降もマッチプレーの鉄則「先制パンチ」で相手の気勢を削ぐ作戦だ。

 一方、2011年大会王者のイアン・ポルター(英)が予選で姿を消す波乱が起きた。初日トンチャイ・ジェイディ(タイ)にまさかの黒星を喫すると、この日も格下のトーマス・エイケン(南ア)に僅差で敗れベスト16入りを逃し、“マッチプレーの鬼”は肩を落とした。

 その他、ジェフ・オギルビー(豪)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)ら有力選手も予選敗退。ディフェンディング・チャンピオンのコルサーツは1勝1敗で辛くもベスト16入りしている。

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