M.カイマー、地元勢振り切り復活V!
2012年12月3日(月)午前10:40
オフ恒例の元祖高額トーナメントでマーティン・カイマー(独)が逃げ切って復活優勝を飾った。
世界の精鋭12名が優勝賞金125万ドル(約1億円)をかけて競うネッドバンク・ゴルフ・チャレンジ(南ア、ゲイリー・プレイヤーCC)は現地時間2日、雨の中最終ラウンドの競技を行い、前日トップに立ったカイマーが3アンダー69をマーク。通算8アンダーで後続に2打差をつけ、不調に喘いだシーズンを帳消しにするような爽快な優勝をものにした。
「ようやく勝つことが出来て本当に嬉しい。練習したことが本番に活かせず悔しい思いをしたけれど、1年に少なくとも1度勝つことが大事だと思ってやってきた。最後にチャンスを活かせて良かった」とカイマー。
出だし直後の2番でイーグルを奪い、楽勝ムードかと思われたが、続く3番でダブルボギーを叩き、一時チャール・シュワーツェル(南ア)やルイス・ウーストハウゼン(南ア)といった南ア勢に並ばれた。しかし中盤の3連続バーディで突き放し、単独2位のシュワーツェル(通算6アンダー)に2打差をつけて逃げ切った。来季は米ツアーへの本格参戦を表明している全米プロゴルフ選手権チャンピオンにとって、この勝利は来季に繋がる貴重な1勝だ。
一方、3連覇を狙ったリー・ウェストウッド(英)は悪天候の中スコアを1つ落とし、通算1アンダー単独5位。その他上位陣は、通算3アンダー単独3位にビル・ハース(米)。前日単独2位のウーストハウゼンは通算2アンダー単独4位で4日間の競技を終えている。