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石川健闘の21位タイ発進! 首位はC.シュワーツェル、5位タイに小林

2012年12月7日(金)午前10:19

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 石川遼がマスターズ出場権がかかる年内の世界ランク50位目指し、タイで奮闘している。

 アジアンツアーのタイランドゴルフ選手権は現地時間6日、タイのアマタスプリングスCCで第1ラウンドの競技を行い、7アンダー65でプレーした昨季のマスターズ王者、チャール・シュワーツェル(南ア)が単独首位に立った。1打差の単独2位でティティパン・チュアイプラコン(タイ)がこれを追っている。日本勢は12人が出場しているが、アジアンツアー賞金ランキング5位の小林正則が首位に3打差5位タイと最もいい位置で初日を終えている。

 そんな中、現在世界ランク79位の石川も健闘を見せた。世界のトッププレーヤーたちが集結するこの大会で勝って順位を上げようと必死の石川は、3バーディ、1ボギーの2アンダー70で回り、21位タイとまずまずのスタートを切った。

 この日、石川は今季マスターズ覇者のブッバ・ワトソン(米)と同組でプレー。もうひとり一緒にプレーするはずだった選手が途中で棄権したこともあり、飛ばし屋としても知られるワトソンの技をじっくりとみる機会にも恵まれた。4アンダー68で5位タイのワトソンには2打置いていかれ、飛距離的にも劣ったが、それでも充実感とともにプレーを終えた。

 第2ラウンドもそのままの組み合わせとあって、再現されるワトソンとのプレーを心待ちにしながらもランクアップを狙う石川は、まだまだマスターズへの思いを諦めてはいない。

 首位のシュワーツェルは、2011年マスターズ以来となる優勝に向けて気合を入れ直している。「ゴルフがいい感じに戻ってきはじめて、とてもうれしい。1か月半くらい前からスイングが(マスターズで勝った)1年ちょっと前のように戻ってきたんだ。安定度が戻ったし、これが自分のカギなんだ」と笑顔で復活優勝を狙っている。

 その他の主な選手は、3アンダー69の10位タイにセルヒオ・ガルシア(スペイン)、連覇を狙うリー・ウェストウッド(英)は石川と同じ21位タイにつけている。

 他の日本勢は、丸山大輔、塚田好宣が石川と同じ21位タイと悪くない位置だが、他の8人は出遅れた。池田勇太、片山晋呉がイーブンパー72で50位タイ、国内男子ツアー賞金王の藤田寛之、平塚哲二、片岡大育が2オーバー74で84位タイ、白佳和が3オーバー75で97位タイ、上田諭尉が4オーバー76で105位タイ。日本オープンゴルフ選手権競技で優勝した久保谷健一は出場選手中最下位の単独129位で初日を終えている。

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