R.マキロイ一歩後退も「悪くない」 タイガー低迷37位タイ
2014年2月2日(日)午前9:48
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バックナインで9アンダー「28」の記録的スコアをマークしたディフェンディング・チャンピオンのスティーブン・ギャラハー(スコットランド)に首位の座は譲ったものの、ローリー・マキロイ(北アイルランド)が依然として好位置をキープしている。
欧州ツアー中東シリーズ第3戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)は現地時間1日、第3ラウンドの競技を終了。この日単独トップからスタートしたマキロイは、1イーグル、3バーディ、2ボギーの3アンダー69をマーク。通算14アンダーまでスコアを伸ばし「コンディションがトリッキーだったから60台は満足」と納得の表情を見せたが、上には上がいた。
大会史上初の連覇を狙うギャラハーは、8ホール終了時点で1ボギーのみとエンジンがかからず、一時はマキロイに7打差をつけられ巻き返しは不可能と思われていた。ところが、9番のバーディを皮切りに、後半10ホールで1イーグル、8バーディを奪う猛攻で一気に差を詰め、逆にマキロイに2打差をつけて通算16アンダーで単独トップに躍り出たのだ。
ギャラハーがバックナインで9アンダー28をマークしたことを聞かされたマキロイは、「そうだったの?」と驚きの表情で「今日は『70』を切れれば良い状況なのに、『63』(9アンダー)をマークしたなんて本当にすごい。その勢いが明日まで続かないことを祈るしかない」と苦笑いした。
食あたりで体調が今ひとつのマキロイだったが、ゴルフの状態は「ドライバーがあまりしっくりきていないけれど(アブダビHSBCゴルフ選手権に続き)2試合連続で優勝争いが出来ているのは良い兆候」と好調ぶりを認めている。世界No.1奪還を目論む24歳が最終日、再逆転勝利を狙う。
一方、前日44位タイに後退した世界ランキング1位のタイガー・ウッズ(米)は、4バーディ、2ボギーの2アンダー70とチャージならず、通算5アンダー止まり。37位タイにわずかながら順位を上げたものの、ファンが見たい王者のゴルフとはほど遠い内容だった。