タイガー低迷も「改善されつつある」と前向き
2014年2月2日(日)午前10:34
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欧州ツアー中東シリーズ第3戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)に出場中のタイガー・ウッズ(米)は、現地時間1日に行われた第3ラウンドで4バーディ、2ボギーの2アンダー70とスコアを伸ばし切れず、単独首位のスティーブン・ギャラハー(スコットランド)に11打差の通算5アンダー37位タイに低迷している。それでも本人は「手応え」を口にするのだが……。
2014年初登場となった前週のファーマーズ・インシュランス・オープン(米男子ツアー)では、3日目に生涯2番目のワーストスコア(タイ)『79』を叩いて最終日に進めなかったタイガー。そのため注目が集まった今大会3日目だったが、結果は可もなく不可もない平凡なスコアだった。
“タイガーらしくない”のはパー5の攻略に失敗していること。パー5の4ホールでバーディは1つだけだった。13番ではバンカーから寄せ切れずにボギーを叩き、18番は3パットでバーディチャンスを逃した。パー5でバーディを量産するのが本来の彼のスタイル。しかし、そこが上手くいっていないのが、エンジンがかからない要因だ。
パー3を除く14ホール中、フェアウェイをキープしたのは7ホールだけでも本人は、「ドライバーの調子はかなり良くなっている」と強調。「ただチャンスにパットを決めることが出来なかった。ショットに関しては昨日の夜、ヒントをつかんでそれを実行したら良くなってきた。あとはパットさえ決まれば……」と前向きなコメントを口にしている。
「ゆっくりだけれど、着実に改善されつつある。もっとハイペースで良くなればいいけれど、こういうときは浮き沈みがつきもの。いずれ噛み合うときがくる」とあくまでも楽観的だ。
とはいえ、世界No.1プレーヤーにファンが求めるのは結果。残り18ホールでタイガーらしさを取り戻してもらいたい。