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タイガー、復活イヤー2012年を振り返る

2012年12月23日(日)午前10:22

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 タイガー・ウッズ(米)が自身のホームページで2012年を振り返るとともに2013年の抱負を語った。

「ゴルフ的には昨年(2011年)と今年(2012年)では全く違う1年になりました。昨年は故障もあり本調子で戦うことが出来なかったけれど、今年は3勝することが出来た。しかも3つの勝利ひとつひとつに大きな意義がありました。1つ目のアーノルド・パーマー招待では3年ぶりにようやく復活Vを挙げられた。2勝目のザ・メモリアル・トーナメントではジャック(ニクラウス)が持つ通算73勝の偉業に並ぶことが出来た。そして3勝目のAT&Tナショナルではジャックの記録を抜き史上単独2位の最多V記録を樹立することが出来ました」と自らの復活イヤーを評価したタイガー。リハビリに明け暮れ、思うように練習が出来なかった2011年と比べ、今年は「体調が回復し自分が好きな練習出来たのが何より嬉しかった」のだとか。

 そんなタイガーが自ら選んだシーズンベストショットはザ・メモリアル・トーナメントの最終日、16番パー3でマークした15メートルのチップインバーディ。池に向かって下る難しいラインを「これ以上ない」と本人が言う絶妙なタッチでカップさせたのは「あの状況下(重圧の中)であれが出来たことは限りない喜び」と振り返っている。

 また、タイガーは現世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)について「ローリー・マキロイにとって今季は素晴らしい1年でした。本当に彼の活躍には脱帽だし、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)に相応しいと思います。よく言われるライバル関係については、これから5年、10年と戦い続けなければわからないでしょう。今後大きなイベントで2人が手に汗に握る本当の意味での一騎打ちの機会をより多く作れるよう努力を続けたいと思います」と言及した。

 来季に関していえば、「目標は4つの大きな大会(メジャー)に勝つことです。そのために他のイベントで準備をします。ただ今の自分にとっての最優先事項は子供たち。子供を優先にしながらどこまでビッグイベントに向け準備出来るか…? 体調が戻った今、より建設的かつ効率的な練習が出来るはず」とメジャー制覇に意欲を見せた。

 タイガーの宿命なのか、いくら勝ち星を重ねてもメジャーに勝たなければ“完全復活”とは言われない。来季は『14』で止まっているメジャーの勝利数を1つでも前に進めたい。

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