（写真提供:Getty Images）

　米男子ツアーのザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイドは現地時間4日からオハイオ州のミュアフィールド・ヴィレッジＧＣで行われる。世界ランキング上位者やビッグネームがそろい、松山英樹の連覇への難度は非常に高いが、帝王ジャック・ニクラウス（米）の“庭”でどんなゴルフを披露してくれるか楽しみだ。

　松山は昨季大会、最終ホールでケビン・ナ（米）に追いつき、プレーオフを制してツアー初勝利。コースはフェアウェイが広く、ロングヒッターに有利なレイアウトだが、弱点の少ない松山にとっては問題ない。

　PGAツアー公式サイトのロブ・ボルトンは、大会前のパワーランキング（優勝予想）で松山を2位にランク。「ディフェンディング・チャンピオンは今季、トップ10入り5回を含むトップ25入り12回」と抜群の安定感が上位に位置づけした理由だと説明。さらに9位のパーオン率など、松山が上位につけている部門別成績にも触れ、優勝候補のひとりに挙げている。

　その今大会のペアリングは、ザ・プレーヤーズ選手権を制したリッキー・ファウラー（米）、そしてフィル・ミケルソン（米）と王者にふさわしい豪華な顔ぶれ。松山にはディフェンディング・チャンピオンとして堂々たるプレーを見せて欲しいところだ。

　ボルトンのパワーランキングのトップには、世界ランキング2位のジョーダン・スピース（米）。昨季大会19位タイだったスピースは、2010年王者ジャスティン・ローズ（英）、ビル・ハース（米）と同じグループで回る。直近6週間で5大会目の出場となるが、疲れはないと語っており、松山の連覇への“最大の壁”となるのは間違いなさそうだ。

　また、過去5回制覇のタイガー・ウッズ（米）も2年ぶりにミュアフィールドに戻ってきた。今回は不調のさなかにあり、パワーランキングには名を連ねていないが、メモリアル・トーナメントでは14大会連続予選落ちなしの記録は伸ばしたい。

　このほか、前年単独2位のナ、2013年覇者マット・クーチャー（米）、ダスティン・ジョンソン（米）らも出場。ハイレベルな戦いが予想される。

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ザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイドは1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト

開催地、オハイオ州ダブリンで生まれ育ったジャック・ニクラウスがホストを務めるビッグトーナメント。昨年大会では、松山英樹が相性の良い18番で行われたプレーオフを制し、PGAツアー本格参戦1年目にして見事ビッグタイトルを手にした。初のディフェンディングチャンピオンとして挑む今大会に注目だ！

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