R.ヘンリー&S.ラングレー、ルーキー同士のV争い勃発 谷原38位タイ
2013年1月13日(日)午後2:42
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2013年のツアールーキー、ラッセル・ヘンリー(米)とスコット・ラングレー(米)が熾烈な優勝争いを繰り広げている。
米男子ツアーの2013年シーズンフルフィールド初戦、ソニー・オープン・イン・ハワイは現地時間12日、ハワイのワイアラエCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。普段強烈な海風にさらされるコースだが、この日は穏やかなコンディションに恵まれ好スコアが続出した。そんな中、前日トップに躍り出たヘンリーと初日のトーナメントリーダー、ラングレーの2人が通算17アンダーまでスコアを伸ばし、54ホールの大会新記録で首位の座を分け合った。
3打差の単独3位にティム・クラーク(南ア)が続き、通算13アンダー4位タイに36歳の遅咲きルーキー、スコット・ガーディナー(豪)とチャールズ・ハウエルIII(米)がつける展開。
ジュニア、アマチュア、学生時代を通しお互い意識し合ってきた23歳同士のヘンリーとラングレー。ヘンリーは昨季のウェブ・ドットコム・ツアー(下部ツアー)で2勝を挙げ賞金ランク3位に入って今季からメジャーツアーに昇格。一方、レフティ(左利き)のラングレーは昨年末に行われたクォリファイング・トーナメント(QT)ファイナルステージで上位に入り今季の出場権を射止めており、今季からアメリカ本格参戦をする石川遼にとっても強力なライバルたちだ。
ノーボギーの3アンダー67で回り首位の座を守ったヘンリーが「こういうポジションで戦うのは初めてだからきっと明日は凄く緊張するだろうけれど、それも含めて楽しみたい」と言えば、この日5つスコアを伸ばしトップ(タイ)に返り咲いたラングレーは「(アマチュア時代から)気心の知れているヘンリーと一緒の組で戦えるのは凄く楽しい。プレッシャーもあるけれど笑顔でプレー出来ている。明日は2人でいいゴルフがしたい」とルーキー同士の一騎打ちを楽しみにしている。
4人出場していた日本勢は相次いで予選落ちを喫し決勝ラウンドに残ったのは谷原秀人ただひとり。予選落ちした池田勇太がラウンドレポーターとして谷原の組について回る中、東北福祉大の先輩は4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーで回り1アンダー69。通算6アンダーで前日の22位タイから38位タイに後退した。
尚、池田の他、今田竜二、松山英樹は決勝ラウンド進出を逃している。