J.フューリック辛くも堅首 タイガー4差単独5位浮上!
2013年9月15日(日)午前8:28
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前日米男子ツアー史上6人目の『59』をマークしたジム・フューリック(米)が苦しみながら単独トップの座を守る中、タイガー・ウッズ(米)がじわりと順位を上げV圏内に浮上した。
同ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第3戦 BMW選手権は現地時間14日、イリノイ州コンウェイ・ファームズGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。大ベテラン、スティーブ・ストリッカー(米)が猛烈な追い上げ(7アンダー64)を見せる中、首位タイからスタートしたフューリックは2アンダー69と平凡なスコアながら通算13アンダーとし、辛くも単独首位の座をキープした。
1打差の単独2位にストリッカーが続き、この日イーブンパー71にとどまったブラント・スネデカー(米)が通算11アンダー単独3位に後退。さらに直近の6試合中5試合でトップ10入りしているザック・ジョンソン(米)が通算10アンダー単独4位で追走している。
また前日スターティングホールで2打罰を受けた影響で13位タイに後退していたタイガーがムービングデーにチャージ。中盤(6番から12番)の7ホールで3連続2回の6バーディを奪った他、最終ホールもバーディで締めくくり5アンダー66の好スコアをマークして通算9アンダー単独5位に再浮上。「昨日は色々あったけれど、一夜明ければ新たな一日。気持ちは切り替わっている。(首位に4打差と迫り)少なくとも優勝争いの権利は得た。明日に向けてチャンスを作れて良かった」とタイガーは逆転Vに意欲を見せた。
その他の注目選手は、フェデックスカップのポイントランク1位を走るヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が通算4アンダー18位タイ。フィル・ミケルソン(米)が通算1アンダー31位タイ。この日4オーバー75を叩いたアダム・スコット(豪)が通算2オーバー41位タイに順位を落としている。
ところで今大会終了時点でポイントランク30位以内の選手しかシリーズ最終戦のツアー選手権(19?22日/ジョージア州イースト・レイクGC)に進出できないが、現時点で通算イーブンパー33位タイにとどまっているリッキー・ファウラー(米)はこのままではトップ30入りが難しい。降水確率90パーセントと荒天が予想される最終日、大胆な巻き返しが必要だ。