R.マキロイ、タイガーが揃って苦戦… 首位はJ.ローズ、J.ドナルドソン
2013年1月18日(金)午前10:18
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世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)と元No.1タイガー・ウッズ(米)の今季最初の直接対決は、先輩タイガーに軍配が上がった。
欧州ツアーのアブダビHSBCゴルフ選手権は現地時間17日、UAE、アブダビGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。同組で回った2人に対して世界中の注目が集まった。特にマキロイは使用クラブやボールも含めてすべてをナイキとの契約に一新。大型契約とともに新しい武器をどれだけ使いこなせるかに注目が集まっていた。だが、やはり世界一の男といえどもいきなり新しい用具すべてを使いこなすのは難しかったようだ。ティーショットが曲がって木に当たり、駐車場にまで行ってしまってダブルボギーとなった3番が象徴するようにショットが乱れが目立った。結局、2バーディ、1ボギー、2ダブルボギーの3オーバー75。83位タイと2013年初戦から予選落ちの危機に立たされてしまった。それでも落ち込む様子はまったくない。「新しい道具でプレーしているんだから少しは不安なもの。いいプレーができればいいなと思うだけだよ。でも、今日のラウンドで色々学んだから、明日はもう少しよくなるようにしたい。そうすれば週末もプレーできるだろう」と自信をのぞかせた。
タイガーのほうも決して楽なラウンドではなかった。10番スタートの前半こそ2アンダーで切り抜けたものの、1番、2番で連続ボギー。こちらもショットが乱れ、ショートゲームに助けられながらもイーブンパー72で首位とは5打差の32位タイで初日を終えた。
「(後半)何かが失われた。危うく3連続ボギーになるところだったけど、なんとかパーセーブできた。タフな日だった。ショットは悪いし、風も強いし。ボールをコントロールしなくちゃならなかったからね」と肩を落としたタイガー。まだまだこちらも本調子ではなさそうだ。
新旧No.1が苦戦するのを尻目に5アンダー67でプレーして首位タイに立ったのはジャスティン・ローズ(英)とジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)。1打差3位タイでパブロ・ララサバル(スペイン)、トービヨン・オルセン(デンマーク)の2人が追走。さらに1打遅れて2005年全米オープン覇者のマイケル・キャンベル(ニュージーランド)ら5人が続いている。
その他の主な選手では、マキロイ、タイガーとともにプレーしたやはり元世界ランクNo.1のマーティン・カイマー(独)がアーニー・エルス(南ア)らとともに1アンダー71で16位タイ。パドレイ・ハリントン(アイルランド)、マッテオ・マナセロ(伊)がタイガーと並ぶ32位タイ。ライダーカップ欧州チームの主将に決まったばかりのポール・マクギンリー(アイルランド)はその座を争ったコリン・モンゴメリー(スコットランド)らと共に4オーバー76の96位タイと出遅れている。