J.クック、D.フロストをプレーオフで下し開幕戦制覇!
2013年1月21日(月)午後1:20
プレーオフにもつれ込んだ米チャンピオンズツアーのシーズン開幕戦。勝利の女神はジョン・クック(米)に微笑んだ。
過去5年間の同ツアーのメジャー優勝者と過去2年間のツアー競技優勝者のみが出場を許された三菱エレクトリック チャンピオンシップ at フアラライ(ハワイ、フアラライGC)は現地時間20日、最終ラウンドの競技を終了。最終ホールでバーディを奪ったクックが初日から首位を走ったデビッド・フロスト(南ア)に通算17アンダーで並びかけ、初戦からいきなり2人によるプレーオフでの決着となった。
サドンデス1ホール目を両者バーディで分け合った後の2ホール目。西に傾いた太陽が海に反射してまぶしい17番パー3。両者ワンオンに成功したもののフロストのバーディパットはわずかにカップに届かずパー止まり。一方のクックは慎重にラインを読み切りバーディを奪ってフロストにトドメを刺した。
「やるべきことを粛々とやっただけ」と劇的な逆転勝利にも冷静な表情を崩さなかったクック。約1年半ぶりの勝利はシーズンを占う華やかな開幕戦での1勝となった。
ところでこの日脅威の追い上げを見せたのが昨季の同ツアー賞金王ベルンハルト・ランガー(独)。6番から5連続バーディを奪う猛攻で本人は「66くらいが出ればいいかな」と思っていたと言うが、後半も3連続バーディを奪うなど10バーディ(2ボギー)と嬉しい誤算で8アンダー64の猛チャージ。通算16アンダーはプレーオフに1打足りなかったが単独3位で3日間の競技を締めくくった。
その他の注目選手では、通算14アンダー単独4位にフレッド・カプルス(米)、通算9アンダー単独8位にトム・レーマン(米)が入り、トム・ワトソン次期ライダーカップ米チームキャプテンは通算3アンダー23位タイに終わっている。