藤田、2度目のマスターズへ「ポイントは3つ」
2013年1月22日(火)午後5:48
昨季4勝を挙げ初の国内男子ツアー賞金王に輝いた藤田寛之。1月22日、都内ヤマハホールで開催された「マスターズ挑戦表明会見」で、43歳9か月で挑む2度目のマスターズ(現地時間4月11日?、ジョージア州オーガスタナショナルGC)へ向け、意気ごみと対策を語った。
賞金王に加え昨年末に同大会への招待状が届いたことで「忙しいオフを過ごした」という藤田。初挑戦で予選落ちに終わった一昨年のマスターズを振り返り「想像もつかない夢の世界に行ったという気持ちが強かった。素晴らしさ、偉大さを感じた」としながらも、再び挑戦したいという思いを抱き「世界ランキング50位以内」を常に目標としてきた。そしてつかんだ2度目の挑戦となる今季マスターズへは「意気ごみはあまりないが、一部分だけでも…」と藤田らしさを出しながらもオーガスタ攻略について3つのポイントをあげた。
1つ目が「ドライバーでのティーショット」。高速グリーンに対しアドバンテージをとるには、より遠くへ正確なショットが必須であるとし、ヤマハの全ドライバーを現在テストしているという。2つ目が「グリーン周りのアプローチ」。前回の体験でどのようなアプローチがオーガスタでは必要かが分かり、アプローチ力をつけることも重要なポイントと位置づけた。そして最後のポイントが「高速グリーンに対するパッティング」。パッティングの名手の藤田を怯えさせた“ガラスのグリーン”攻略へ距離感を磨き、しっかりパッティングできるよう対策していくようだ。
2月のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権に出場後、3月はWGC-キャデラック選手権とアーノルド・パーマー招待に出場(予定)し、4月のマスターズに備える藤田。今大会での目標は「4日間をプレーすること」とあくまで控えめだが、日本の賞金王として挑むマスターズで集大成のゴルフを見せて欲しいところだ。