2年ぶり2度目のマスターズ出場に向けて22日に会見を行った藤田寛之だが、その抱負とは別にスポンサーの数と多彩さに賞金王の貫禄を見せつけた。

　研修生時代から拠点としている所属先の葛城ゴルフクラブやクラブ、ギア契約のヤマハ、ウェア契約のパーリーゲイツ、ボール契約のタイトリストなどは広く知られているが、それ以外にも数々の企業を“サポーティング・カンパニー”として改めて公表。会見の後ろのボードにずらりと並んだ企業名に思わず記者たちが目を見張ったほどだった。オフィシャルエアラインはデルタ航空、スパイク契約はPUMA、腕時計契約はCORUM、グリップ契約はSUSAS、コンディショニングサポートのMUSASHI、まくら契約のジェルトロン、インターネットスポンサーのGENOVA、さらにアドバイザリースタッフ契約、オフィシャルウェブなど多方面にわたる。

　43歳にして初の賞金王に輝き、小さな体で日本中の同世代に勇気を与え続けている藤田のすごさがこの事実でさらに浮き彫りになった。マスターズ（現地時間4月11?14日／ジョージア州、オーガスタナショナルGC）での活躍次第ではさらにスポンサーは増えるかもしれない。