メジャー初戦で日本勢全員予選クリア! 室田が単独3位キープ、井戸木も8位タイ
2013年5月25日(土)午後0:28
米チャンピオンズツアーのメジャーシーズン初戦、室田淳が優勝戦線をキープし井戸木鴻樹がリーダーボードを駆け上がるなど、日本勢の健闘が目立っている。
同ツアーのシニアPGA選手権がミズーリ州セントルイスのベルリーブGCを舞台に現地時間24日、第2ラウンドの競技を終了。初日3位タイと絶好の滑り出しを見せた室田はこの日も3バーディ、1ダブルボギーの1アンダー70にスコアをまとめ、通算5アンダーで単独3位の座を守った。
一時トップに並んだ室田だが10番スタートの後半6番パー3で池に打ち込み痛恨のダブルボギーを叩き一歩後退。「昨日も6番でダボ。同じミスはしたくなかったのにまたやってしまった」と悔しがった。それでも「アンダーパーで回れたのは良かった。スウィングを直している最中だけれど、ショットは徐々に良くなっている。明日以降もミスを減らして良いプレーを目指したい」と初の海外メジャー制覇に意欲を燃やした。
またこの日30位タイからスタートした井戸木が3連続を含む5バーディを奪って2アンダー69の好スコアをマーク。通算2アンダーまでスコアを伸ばして、首位に並んでいるラス・コクラン(米)とケニー・ペリー(米)に5打差ながら8位タイに急浮上。逆転Vを狙える位置を確保した。
その他の日本勢は尾崎直道が3つスコアを落としたものの通算3オーバー58位タイで予選クリア。当落線上を行き来していた高見和宏は上がり3ホールで2バーディを奪って1アンダー70にスコアをまとめ、通算4オーバーはカットラインぎりぎりながら前日の124位タイから68位タイに順位を上げ滑り込みで決勝ラウンド進出を決めた。
その他の注目選手は通算4アンダー4位タイにジェイ・ハース(米)、ローレン・ロバーツ(米)らがつけ、通算3アンダー単独7位にピーター・シニア(豪)。トム・ワトソン(米)は通算2アンダー8位タイの上位で予選突破。さらに初日146位タイと大きく出遅れていたベルンハルト・ランガー(独)がノーボギーの4アンダー67をマークし、通算4オーバー68位タイと下位ながら決勝ラウンドにコマを進めた。