Z.ジョンソンが逆転優勝! タイガー11位タイ
2013年9月17日(火)午後1:01
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2007年マスターズ王者のザック・ジョンソン(米)が実力を見せつけた。
悪天候により最終ラウンドがサスペンデッドとなり、結末が月曜日(現地時間16日)に持ち越された米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第3戦 BMW選手権(イリノイ州、コンウェイ・ファームズGC)最終ラウンドは、通算13アンダー単独首位スタートのジム・フューリック(米)が3バーディ、3ボギーのイーブンパー71と足踏みする一方で、3打差4位から出たジョンソンがノーボギーの65と猛チャージ。通算16アンダーまでスコアを伸ばしたジョンソンが、7アンダー64をマークしたニック・ワトニー(米)に2打差をつけて逆転優勝を飾った。
節目のツアー通算10勝目となったジョンソンは、2週前のドイツ銀行選手権で27位タイでフィニッシュ。2011年のザ・ツアー選手権から今年のドイツ銀行選手権終了までの成績をポイントに換算し、ランキング上位10名が選抜入りとなるザ・プレジデンツカップ(10月3?6日/オハイオ州ミュアフィールド・ビレッジGC)の出場を引き寄せるなど、シーズン終盤に調子を上げていた。
ジョンソンは同ランキング10位とボーダーラインだっただけに、入れなければ主将推薦に期待するしかなかったところだが、見事に自力で出場権をゲット。それからわずか2週間後に白星を飾り「来週(ツアー選手権)に向けて勢いができたね」と笑顔をのぞかせた。
第2ラウンドでツアー史上6人目の『59』を叩き出し、優勝争いに躍り出たフューリックだが、この日はスコアを伸ばせず、フラストレーションの溜まるラウンド。結局、通算13アンダー単独3位に終わった。通算11アンダー4位タイには、ルーク・ドナルド(英)、ハンター・メイハン(米)、ジェイソン・デイ(豪)、スティーブ・ストリッカー(米)の4人。通算10アンダー8位タイには、チャール・シュワーツェル(南ア)、ブラント・スネデカー(米)、マット・ジョーンズ(豪)が入った。
フェデックスカップシリーズの年間王者争いの渦中にある面々は、タイガー・ウッズ(米)が通算9アンダー11位タイでフェデックスカップランキング2位から1位へ浮上。ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は通算1アンダー33位タイに終わり、同ランク1位から2位へと後退、アダム・スコット(豪)が通算2アンダー28位タイで3位をキープし、上位30人が出場を許されたシリーズ最終戦 ツアー選手権(19?22日/ジョージア州、イースト・レイクGC)に挑むこととなった。
同大会は一度ポイントをリセットして、最終戦の出場権を獲得した30人に上位から順に改めてポイントを与えて試合を行う形式を取る。ポイントランク1位で最終戦出場なら2,500ポイント、2位なら2,250ポイントと続き、30位なら210ポイントが“持ち点”で、これに最終戦で獲得したポイントを加算して年間王者を決める方式であるだけに、第3戦までに上位にいればいるほど有利なのは言うまでもない。
第3戦の結果で一気にランキング27位から4位に浮上したジョンソンは、最終戦に優勝すれば自力で年間王者を獲得できる。