世界アマチュアランキングNo.1のリディア・コ（ニュージーランド）がプロのトーナメントで早くも3勝目を挙げた。

　欧州＆豪州ツアー共催のISPSハンダ・ニュージーランド女子オープン（クライストチャーチ、クリアウォーターGC）は現地時間10日、最終ラウンドの競技を終了。前日トップタイに立ったリディア・コが4アンダー68の好スコアをマークし、通算10アンダーで逃げ切り優勝を飾った。

　15歳のリディア・コは昨季、豪州女子ツアーのニューサウスウェールズ・オープンで世界最年少V記録を更新。その後米女子ツアーのCNカナディアン女子オープンで同ツアーの最年少V記録を塗り替えた。そして今回地元のナショナルオープンでプロの大会3勝目をゲット。今後プロ転向の時期が取りざたされるのは間違いなさそうだ。

　この日は最後まで混戦模様。通算10アンダーでリディア・コとアメリア・ルイス（米）が並び最終ホールを迎えたが、リディア・コがパーをセーブしたのに対し、ルイスは3パットして痛恨のボギー。1ストロークの僅差でリディア・コが年上のプロを退けた。

　尚、国内ツアーで優勝経験を持ちながら昨年シード落ちを喫したニッキー・キャンベル（豪）は、初日首位発進と好調な滑り出しを見せたものの最終的には通算6アンダー5位タイに終わり、米ツアーで活躍するベアトリス・リカーイ（スペイン）は通算4アンダー9位タイで3日間の競技を終えている。