H.ステンソン独走で二冠王手! タイガーは依然低迷中
2013年9月22日(日)午前9:29
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コースに降り注いだ雨の影響でバック9でスコアを落としたものの、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が優勝と年間王者の二冠に王手をかけた。
米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権(ジョージア州、イースト・レイクGC)は現地時間21日、第3ラウンドの競技を終了。フロント9を終えて後続に9ストロークの大差をつけていたステンソンは、雨が降り始めた後半に4ボギーを叩いて1アンダー69とスコアを伸ばし切れず通算11アンダーにとどまった。それでもスタート時点と同じく後続に4打差の単独首位をがっちりとキープし、年間王者に与えられる1,000万ドル(約9億9,000万円)のビッグボーナスを大きく引き寄せた。
「後半悪いところが出てバタついたけれど、良い面だけを考えることにするよ。スタート時点と同じ4打のリードを守ることが出来たわけだし、このままのプレーを続ければ追いかける方が大変だろう。二冠? もちろん欲しいさ。でも両方が無理なら1つだけでも良いから欲しい。どちらも失うとしたらガッカリだろうね。すべては最後まで全力を尽くしてから」とステンソン。優勝すれば文句なくヨーロッパ勢初の米ツアー年間王者に輝くことになる。残り18ホール、4打のアドバンテージを活かすことが出来るか注目だ。
一方、各選手がスコアメイクに苦しんだこの日、4バーディ、1ボギーの3アンダー67をマークしたダスティン・ジョンソン(米)が通算7アンダー単独2位に浮上。トップ30しか出場を許されない今大会へはポイントランク30位と滑り込みで出場を決めたジョンソンだが、どうやら最後の最後でビッグチャンスが舞い込んで来たようだ。
その他上位陣は通算5アンダー単独3位にスティーブ・ストリッカー(米)、通算4アンダー4位タイに2週連続優勝を狙うザック・ジョンソン(米)、ジャスティン・ローズ(英)、20歳の新鋭ジョーダン・スピース(米)らがつけている。
注目のタイガー・ウッズ(米)は3日目にして初のアンダーパー(1アンダー69)をマークしたが焼け石に水。通算3オーバーで前日と変わらず26位タイに低迷中。「ショットは相変わらず良くないけれど、パットは少しましになった。明日はとにかくロースコアを目指したい」とサンデーチャージを誓うタイガー。逆転Vは無理だが復活イヤーの最後を納得の行くゴルフで締めくくるつもりだ。