昨季の賞金王ベルンハルト・ランガー（独）が逃げ切ってシーズン初優勝を飾った。

　米チャンピオンズツアーのフルフィールド第2戦、エースグループ・クラシックが現地時間17日、フロリダ州のツインイーグルスGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日後続に3打差の単独トップからスタートしたランガーは、前日までのステディなゴルフとは打って変わり、5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーとスコアを伸ばせずイーブンパー72にとどまった。一時は首位に並ばれる場面もあったが粘り抜いて通算12アンダー。単独2位に食い込んだジェイ・ドン・ブレイク（米）に1打差でシーズン3戦目にして念願の優勝を手に入れた。

　初戦が単独3位、2戦目で2位タイ、そして今回優勝とここまですべての試合でトップ3入りしているランガー。さすがはマスターズ2勝の実力者。これで米チャンピオンズツアーでの通算勝星は『17』となった。

　その他の注目選手は、通算9アンダー3位タイにジョン・クック（米）とトム・パーニスJr.（米）。クックはシーズン開幕戦覇者、パーニスJr.は前週も2位タイに入っており、今季好調な選手たちが順当に上位に食い込んだ。

　また前週シニアデビュー戦を優勝で飾ったロッコ・メディエート（米）も上がり3ホール連続バーディの見せ場を作り3アンダー69をマーク。通算8アンダー5位タイに浮上し3日間の競技を終えている。