波乱の幕開け!! R.マキロイ、タイガーが1回戦敗退
2013年2月22日(金)午後0:50
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世界ランキングNo.1、No.2の2人がいずれも1回戦で姿を消した。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季初戦、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権は現地時間21日、アリゾナ州のザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテンを舞台に前日大雪によりサスペンデッドになった1回戦の残りのラウンドを再開。前日、スタートすらできなかった世界ランク上位陣も寒さの中でプレーした。そんな中、世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)、同No.2のタイガー・ウッズ(米)は必死の戦いにさらされることとなった。
年齢が2歳しか違わず、ジュニア時代から親交のあるシェーン・ロウリー(アイルランド)とぶつかったマキロイは、ボギーが先行するロウリーを4番までに2アップとリード。だが、今季から使い始めたクラブにまだなれないのか、6番でダブルボギー、7番でボギーを叩いて勝負を振り出しに戻してしまう。その後、9番でボギーのロウリーに対し一時は1アップとしたものの、10番で自らもボギーを叩いてまたしてもオールスクエアという接戦に。
だが、12番パー3でチップインバーディ、続く13番でもイーグル奪取したロウリーに、一気に2アップとされたところから雲行きが怪しくなる。続く14番で一つ取り戻したものの、15番では3つのバンカーを渡り歩いた挙句コンシード(OK)を出してまたしても2ダウン。16番でようやくこの日初めてのバーディがきたが、すでに焼け石に水。残る2ホールは2人ともパーで1ダウンのままマキロイは1回戦敗退となった。
一方のタイガーは、2バーディ、ノーボギーとコンディションを考えればそう悪くない内容ながら、チャールズ・ハウエルIII(米)に終始イニシアチブを取られる展開に陥ってしまった。やはりノーボギーのハウエルに常に先手を取られ、2度オールスクエアに持ち込んだものの15、16番で連続バーディを取られて万事休す。ドーミーホールの17番をとることができずに2アンド1で敗退した。
他の主な組み合わせは、ジャスティン・ローズ(英)が崔京周(韓)を2アンド1で撃破。セルヒオ・ガルシア(スペイン)は20ホールに亘る激闘の末、トンチャイ・ジェイディ(タイ)を1アップで破っている。対照的にアーニー・エルス(南ア)はフレデリック・ヤコブソン(スウェーデン)に1ダウン、チャール・シュワーツェル(南ア)はラッセル・ヘンリー(米)に1ダウン、リー・ウェストウッド(英)も19ホール戦ってラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)に1ダウンでそれぞれ初戦で姿を消している。
日本勢で唯一出場している藤田寛之は、マット・クーチャー(米)に3アンド2で敗れ、2回戦に進むことはできなかった。