R.マキロイ&タイガー揃って出遅れ… 石川は135位タイ発進
2013年3月1日(金)午前11:33
ローリー・マキロイ(北アイルランド)、タイガー・ウッズ(米)の世界ランク1位、2位の2人が、昨年ワンツーフィニッシュした大会で大きく出遅れた。
米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシックは現地時間2月28日、フロリダ州のPGAナショナルGCチャンピオンCで第1ラウンドの競技を終了。カミロ・ビジェガス(コロンビア)が6アンダー64でプレーして単独首位に立ち、リッキー・ファウラー(米)、ブランデン・グレイス(南ア)ら4人が1打差で追う展開となっている。
連覇がかかるマキロイは、初戦の欧州ツアーで予選落ち、先週のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権でも1回戦負けしているだけに、そろそろいいところを見せようとこの日のラウンドに臨んだが、2バーディ、2ボギーと見せ場のないゴルフでイーブンパー70。首位に6打差の61位タイと出遅れた。クラブもボールもすべて変えた新しいシーズンだけに、慣れるまで時間がかかるのは当たり前。本人は「思うようなスイングができない。もう少し我慢が必要だ」と、決して用具のせいにすることはない。だが、期待のNo.1だけに周囲から失望の声が聞こえてしまうのは仕方がないところだ。
一方、1月に米ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープンで優勝こそしたものの、先週のマッチプレー選手権ではやはり1回戦負けしているタイガーも、2バーディ、2ボギー。後半プレーした6番では、靴と靴下を脱いでハザードの中から打ってフェアウェイに出すチャレンジングなショットも見せた。フェアウェイにしっかり出して、2.4メートルのパーパットを沈めて何とかセーブ。だが、全体的にはグリーン上で苦しんだ。「パッティングは悪くないんだ。芝目の読みが悪いんだと思う。昨日より少し速くなっているけど、アジャストしないとね」と、疲れた様子で61位タイ発進。マスターズ(4月11?14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)まで約1か月となった今、そろそろスーパースターの本領を発揮して欲しいところだ。
その他の主な選手は、リー・ウェストウッド(英)、ダスティン・ジョンソン(米)が4アンダー66で6位タイ、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、チャールズ・ハウエルIII(米)が3アンダー67で16位タイ。アーニー・エルス(南ア)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)は1アンダー69で回り40位タイとやや出遅れ。チャール・シュワーツェル(南ア)がマキロイ、タイガーと並ぶ61位タイ発進となった。
日本勢で唯一出場している石川遼は、3ボギー、1ダブルボギーの5オーバー75と崩れ135位タイと大きく出遅れている。