R.マキロイ棄権 タイガー滑り込みセーフ、遼はアウト
2013年3月2日(土)午前9:43
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ディフェンディング・チャンピオンで世界ランク1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)が親知らずの痛みに耐えかね棄権。同2位のタイガー・ウッズ(米)はカットラインぎりぎりで予選を突破したものの、昨年優勝を争った主役たちの不振でニューフェースたちにチャンスが訪れた。
米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシックは現地時間3月1日、フロリダ州のPGAナショナルGCチャンピオンCで第2ラウンドの競技を終了。この日、同ツアーでのキャリアベストとなる7アンダー63をマークしたルーキーのルーク・ガスリー(米)が、通算9アンダーで初日の30位タイから単独トップに躍り出た。
1打差の単独2位にマイケル・トンプソン(米)、2打差の3位タイにブー・ウィークリー(米)、グラハム・デラート(カナダ)がつけ、通算6アンダー5位タイにリー・ウェストウッド(英)、ジェフ・オギルビー(豪)、チャールズ・ハウエルIII(米)、ジャスティン・ローズ(英)ら。しかし初日トップ発進のカミロ・ビジェガス(コロンビア)が『77』の乱調でカットライン(通算イーブンパー)に1打足りず予選落ちする波乱が起きた。
一方、注目のマキロイは10番スタートのこの日、出だし直後の11番でいきなりダブルボギーを叩くと、17番までに通算7オーバーと崩れたところで棄権を表明。何でも昨夜親知らずの痛みが激しくなり鎮痛剤をのんだものの効果は薄く、集中力を欠くプレーに終始し、遂に棄権を決意したのだとか。
「主催者とPGAツアーに心から謝罪したい。連覇に全力を尽くすつもりだったけれど、プレー出来る状況ではなくなってしまった。棄権は断腸の思い」と無念の思いを語ったマキロイ。今季はシーズン初戦のアブダビHSBCゴルフ選手権(欧州ツアー)で予選落ち、先のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権では1回戦で姿を消すなどまったく良いところがない。メジャー初戦のマスターズ(4月11?14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)までには親知らずを抜き万全の態勢で臨むというが、果たして…?
もう1人の主役タイガーは2日連続イーブンパー70の平凡なスコアで通算イーブンパー。カットラインぎりぎりの65位タイで決勝ラウンド進出を決めたが、こちらも精彩を欠いたプレーが目立った。
日本勢唯一出場の石川遼は出だしの1番で今大会初バーディを奪ったものの、ボギー3つ、ダブルボギー2つなど安定感を欠き3オーバー73。通算8オーバー132位タイで予選落ちを喫している。