ジャンボ、松山が直接対決! 連覇を狙う藤田も参戦
2013年5月29日(水)午前10:35
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全米オープン出場決定の勢いに乗って松山英樹が今季2勝目を狙う。
国内男子ツアーのダイヤモンドカップゴルフが30日より茨城県の大洗ゴルフ倶楽部を舞台に開幕する。ルーキーながら目玉選手として出場する松山は、大会3日前の全米オープン(現地時間6月13?16日/ペンシルベニア州、メリオンGC)出場権がかかったセクショナル・クォリファイ(最終予選)を堂々の単独首位で突破したばかりということもあり、ますます注目度が上がっている。
予選ラウンドでは、66歳ながらレギュラーツアーで戦い続け、先月のつるやオープンゴルフトーナメント第1ラウンドで『62』を叩き出してエージシュートを達成した“ジャンボ”こと尾崎将司と同組となった。記念すべきプロ初優勝を飾った大会で偉業を達成した大先輩とのプレーに気合が入っているのは言うまでもない。同じ組でプレーする2歳年上でジュニア時代からの“ライバル”藤本佳則と共に、若さ溢れるプレーをジャンボの前で見せようと意気込んでいる。
一方、ディフェンディング・チャンピオンの藤田寛之も昇り調子だ。昨季はここでの優勝を含めてシーズン4勝を挙げ、初の賞金王タイトルを獲得。2度目のマスターズ出場も実現させたが、その後過酷なトレーニングがたたり右肋骨を疲労骨折。結局、オーガスタでは思うようなプレーができず、国内ツアー開幕後も不調が続いていた。だが、前戦の日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯で2位タイに入り、全米オープンセクショナル・クォリファイも松山と共に突破。復調の気配を見せているのだ。藤田にとって3度目のマスターズ出場を賭けた今季の戦いはまだまだこれから。その手がかりとなる今大会は大切な一戦となる。
松の木でセパレートされたコースの上空を太平洋から吹き付ける風が襲う“空中ハザード”が名物の大洗ゴルフ倶楽部。大自然との戦いを粘り強く制するのは果たして誰か!?