タイガー、R.マキロイ、L.ドナルドが直接対決!
2013年3月7日(木)午後0:14
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世界ランクトップ3がWGC今季第2戦で同組対決。ライバルとのラウンドで不調を吹き飛ばそうとしている。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季第2戦で、フロリダシリーズ第2戦でもあるWGC-キャデラック選手権は現地時間7日、同州のTPCブルーモンスター at ドラルを舞台に開幕。世界ランク上位陣が激しい戦いを繰り広げるが、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、タイガー・ウッズ(米)、ルーク・ドナルド(英)の世界ランク1位から3位までが一緒にプレーする予選ラウンドに世界の目が釘付けになっている。
シーズン初戦の欧州ツアー、アブダビHSBCゴルフ選手権で予選落ちし、前週の米男子ツアー、ザ・ホンダ・クラシックでは、ディフェンディング・チャンピオンでありながら親知らず痛で途中棄権。今季に入ってまったくいいところのないマキロイは「(棄権した)自分にレッドカードだ」と、サッカーの試合に例えて自虐的なコメントを残した。不調の原因は、大型契約を結んだばかりのナイキのクラブのせいではなく、自らのスイングのせいだと言い張っている。
一方のタイガーは、得意のコースであるトリーパインズGC(カリフォルニア州)で行われた米ツアー、ファーマーズ・インシュランス・オープンで優勝したものの、その後は低迷。キャデラック選手権では昨年、左アキレス腱痛が再発して最終日途中で棄権しており、そのリベンジを誓っている。
また、ドナルドも持ち味の安定したプレーぶりが結果につながらず、なんとなくフラストレーションのたまる状態が続いており、そろそろ“優勝”の二文字に近づきたいところ。
三者三様だが、いずれも勝利を渇望する実力者3人が、頭をつき合わせて激突するWGCは、何かが動く予感でいっぱいだ。マスターズ(現地時間4月11?14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)まであと1か月となった今、ブルーモンスターが牙を剥く難コースが舞台とあって、新たなドラマが描き出されるに違いない。
他にも、フィル・ミケルソン(米)、ブッバ・ワトソン(米)、スティーブ・ストリッカー(米)の組、チャール・シュワーツェル(南ア)、キーガン・ブラッドリー(米)、ジェイソン・ダフナー(米)の組、ウェブ・シンプソン(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)の組など、見どころが多いWGC第2戦だ。