タイガー、自らの健康に太鼓判!「今は本当に何でもできる」
2013年3月8日(金)午前11:42
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タイガー・ウッズ(米)が、これまでの故障がすべて問題なくなったことを宣言した。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季第2戦、WGC-キャデラック選手権初日(現地時間7日/フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)に首位タイ発進を切ったタイガーだが、昨季大会は最終日途中で棄権するという事態に陥っていた。
一昨年のマスターズ最終日から痛みを覚えていた左ヒザとアキレス腱だが、無理をおして出場した5月のザ・プレーヤーズ選手権でさらに悪化。その後もしばらく悩まされ、メジャー出場すら断念したほどの古傷だ。これが再発したのがちょうど1年前のことだった。タイガーはキャデラック選手権最終日、12番のティーショットを打つと、同伴競技者のウェブ・シンプソン(米)に握手を求め、そのままカートに乗って姿を消してしまったのだ。
後になって出したコメントで痛みの再発だとわかったが、その2週間後に得意のベイヒルC&ロッジが舞台の米男子ツアー、アーノルド・パーマー招待で復活優勝を飾っており、結果的には大事を取ったことが正解だったということになる。
1年経ってキャデラック選手権初日に首位タイに立ったタイガーは、当時のことを振り返り「あそこでもっとプレーを続けていたら、アキレス腱はもっと悪くなっただろう。(途中で棄権した2011年の)ザ・プレーヤーズ選手権を欠場していれば、メジャーに欠場することはなかっただろう」と、そこから無理をしないことを学び、去年のキャデラック選手権で棄権したことを強調した。
そんな苦労した末に「今は本当に何でもできる。アキレス腱も(これまで2度、手術している)ヒザについても心配していない。リハビリじゃなくて前に進んでいるんだ。飛距離が出ているのがそのひとつの証拠。思うようにプレーできて本当にうれしい」と言い切ったタイガー。メジャー15勝目を飾ってこそ完全復活だが、その気配がいよいよ漂ってきているようだ。