全英オープン（現地時間7月18?21日／スコットランド、ミュアフィールド）出場権獲得に向けて、南半球で熱い戦いが繰り広げられている。

　現地29日、オーストラリアのキングストンヒースGCを舞台に全英オープンインターナショナル・ファイナル・クォリファイ（IFQ）豪州の第1ラウンドが行われ、5アンダー67でプレーした2013年全豪アマチュア選手権覇者のキャメロン・スミス（豪）とステフェン・ダートナル（豪）が首位を並走。1打差でスティーブン・ジェフレス（豪）、アンソニー・サマーズ（豪）、アダム・ブランド（豪）の3人が追う展開となっている。

　2週前の全豪アマで優勝し、IFQ出場権を得たスミスは「2週間前の優勝で自信が大きくなった。全英オープンで優勝するのは僕の夢。そこでプレーできれば最高だ」とうれしそうに語り、残り18ホールも好調さを続けることを誓った。

　一方のダートナルは、豪州ツアーでここ3試合のうち2度もトップ10に入る調子のよさをそのままの首位発進。「メジャーではまだプレーしたことがないので（出られたら）うれしい」とこちらも気持ちを引き締めた。

　36ホールで行われる同大会には68人が出場しているが、この日のプレーを終えて4人が棄権。それでも64人中3人しか出られない本戦への道はまだまだ険しい。

　なお、IFQは他にアジア（現地2月28?3月1日／タイ、アマタスプリングCC）、アフリカ（現地3月5?6日／南アフリカ、ロイヤル・ヨハネスブルク＆ケンジントン）、米国（現地5月20日／テキサス州、グレンイーグルスG＆CC）、欧州（現地7月24日／英国、サニングデール）でも行われる。