2016年のリオデジャネイロ五輪に向け中国が動き出した。かつて世界ランクNo.1に君臨しメジャー2勝を誇るカリスマ、グレッグ・ノーマン（豪）をナショナルチームのコーチに招聘したのだ。

　中国ゴルフ協会は現地時間8日、リオ五輪に向けたナショナルチームの強化方針を発表。その一環として世界的な実績を持つノーマンにコーチ就任を要請しそれが受諾されたとした。ノーマンは今後2人のアシスタントコーチを指名し、ナショナルチームの強化施設がある中国・南山を定期的に訪れ指導に当たることになっている。

　ノーマンは「中国ゴルフチームを指導するのを楽しみにしている。自分のこれまでの経験を中国のジュニアたちの指導に活かしていきたい。自分の役目はただ単にナショナルチームの国際競技における成績を上げることだけではない。ソーシャルスキルやエチケット、正直であることなど、中国の若者が大人になるために必要な素養を伝え彼らに自信をつけさせたい」と語り、チームの指導に意欲を見せた。

　ちなみにノーマンは中国で3つのコースの設計に携わっており、同地での知名度も高い。（STATS-AP）