ワンアジアツアーとの共催で行われている国内男子ツアー今季開幕戦、タイランドオープンは現地時間15日、タイのタナシティG＆スポーツCを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、14時17分に雷により中断。約2時間にわたる順延の末、30分の練習ラウンドを行い、16時40分に競技は再開されたものの、日没サスペンデッドとなった。そんな中、この日7バーディを奪った矢野東が通算12アンダーで暫定ながら2位タイに浮上。オーストラリアのスコット・ストレンジが通算13アンダーで暫定単独トップに立っている。

　この日1番スタートの矢野は出だしの1番からいきなり3連続バーディを奪取。6番、9番でさらにバーディを2つ重ね、5アンダー31の好スコアで前半を折り返す。迎えた後半はしばらくパープレーが続くも14番、16番でバーディを奪い、ノーボギーの7アンダー65でホールアウト。通算12アンダーまでスコアを伸ばし、首位に1打差の好位置につけた。

　また、前日11位タイと好発進を切った藤本佳則は、アウトスタートの前半こそ1バーディ、1ボギーのイーブンパーだったものの、後半は10番、14番、15番でバーディ。パー5の16番ではイーグルを奪い、連日の5アンダー67をマーク。谷原秀人らと並ぶ通算10アンダー暫定13位タイで3日目を迎えることになった。

　一方、前日単独トップの小田孔明は6バーディを奪ったものの、5ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73とスコアを崩し、通算7アンダー暫定32位タイに後退している。

　その他上位陣では、矢野と並ぶ2位タイにテリー・ピルカダリス（豪）、ルーカス・リー（ブラジル）の2人。ディフェンディング・チャンピオンのクリス・ウッド（英）が6つスコアを伸ばしてパドレイグ・ハリントン（アイルランド）、黄重坤（韓）、チョ・ミンギュ（韓）らと並び通算11アンダー暫定5位タイで追走している。

　一方、通算2アンダー暫定102位タイの池田勇太、通算1アンダー暫定111位タイの宮里優作、通算2オーバー暫定133位タイの高山忠洋らは決勝ラウンド進出がほぼ絶望的となった。また、欧州ツアーから参戦しているポール・マッギンリー（アイルランド）は背筋痛により棄権している。

タイランドオープン放送予定
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