荒天順延 タイガーV8は月曜日に持ち越し、石川暫定67位タイ
2013年3月25日(月)午前8:15
米男子ツアーのアーノルド・パーマー招待は現地時間24日、フロリダ州のベイヒルC&ロッジを舞台に最終ラウンドの競技を行ったが、午後になって暗雲が立ちこめ強風を伴うトルネードが近づいたため、午後2時3分に競技の順延が決定。ギャラリー、関係者すべてが会場から引き上げるよう勧告が出される緊急事態に陥った。その後に「最悪の事態は避けられた」とツアーサイドが発表したものの競技続行はならず、試合の再開は翌25日の午前10時となった。
最終日が2日間にまたぐ中、前日後続に2打差をつけポールポジションをゲットしたタイガー・ウッズ(米)は、2番パー3でバーディを奪って通算12アンダーまでスコアを伸ばし、月曜日に持ち越された残り16ホールで大会通算8勝目に挑むことになった。
現時点で3打差の暫定2位タイにつけるのが最終組をタイガーと一緒に回っているリッキー・ファウラー(米/2ホール終了)、キーガン・ブラッドリー(米/4ホール終了)、ケン・デューク(米/4ホール終了)、ジョン・ハー(米/2ホール終了)の面々。通算8アンダー暫定6位タイにジャスティン・ローズ(英/2ホール終了)、マーク・ウィルソン(米/5ホール終了)ら5人が並び、2位以下は依然団子状態が続いている。
「初日からコースはさまざまな表情を見せている。暑かったり寒かったり強風だったり…。その中で自分としては納得の行く良いショットが打てている。このポジションに居られるのは練習とトレーニングの賜物。勝つチャンスがあるのだからこの状況を楽しみたい」とV8に意欲を見せるタイガー。グリーンの細かい傾斜に至るまで、すべて知り尽くしている自分の庭(ベイヒルC&ロッジ)で“タイガー劇場”の顛末を見届けたい。
ちなみに、今季1勝目を挙げたファーマーズ・インシュランス・オープンでも濃霧の影響でサスペンデッドが続き、決着は月曜日にもつれ込んでいる。
一方、61位タイからスタートした石川遼は前半2バーディを奪ってサンデーチャージなるかに思われたが、後半は17番までに4つのボギーを叩き、最終ホールをダブルボギーとして4オーバー76。通算6オーバーは現時点で暫定67位タイとなっている。