タイガー、今季3勝目で世界ランクNo.1に返り咲き!!
2013年3月26日(火)午前10:07
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タイガー・ウッズ(米)が大先輩アーノルド・パーマー(米)の祝福とともに世界ランキングNo.1の座に返り咲いた。
強風を伴うトルネードが近づいたため、最終日最終組が2番ホール終了後にサスペンデッドとなった米男子ツアーのアーノルド・パーマー招待は現地時間25日、残りのラウンドが行われタイガーが通算13アンダーで逃げ切り今季3勝目。サム・スニード(米)に並ぶ同一大会8勝目を飾り、ローリー・マキロイ(北アイルランド)を抜いて世界ランクNo.1に復帰した。
残り16ホールで2位タイグループに3打差の暫定単独首位からスタートしたタイガーは、4番、6番でバーディ奪取。8番でボギーを叩いたものの貫禄のプレーを続け、他の追随を許さない。バックナインに入ってからも2バーディ、2ボギーの安定したゴルフで通算13アンダーフィニッシュ。単独2位のジャスティン・ローズ(英)に2打差をつけ早くも今季3勝目、連覇と同時に大会8勝目を飾った。
また、今週はプレーしていないマキロイを抜いて、ついに世界ランクNo.1に復帰。スキャンダルによる離婚騒動の時には、故障もあって58位まで順位を落とした男の見事な復活劇だ。だが、それが完全なものになるのは、メジャー15勝目を飾った時だということは誰よりもタイガー自身が知っている。
「健康であれば、高いレベルのゴルフができるとわかっていた。どの試合でも、もちろんメジャーでも優勝争いができる状態なんだ。これはその過程の最初のステップ。ここまで来れば自分のゴルフはあたらな局面を迎える」と完全復活へ大きく前進したことを宣言した。この1勝でツアー通算勝利数も『77』まで伸ばし、スニードが持つ米ツアー最多勝『82』にあと5つまで迫っている。
マスターズでメジャー15勝目を挙げて完全復活するという最大の目標を果たせれば、すべての記録はついてくる。パーマーの祝福に笑顔で応えたタイガーの心のうちは、さらに激しく燃え上がっている。
通算8アンダー3位タイにキーガン・ブラッドリー(米)、リッキー・ファウラー(米)、マーク・ウィルソン(米)、ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)。2012年マスターズ覇者のブッバ・ワトソン(米)は、通算4アンダー14位タイで大会を終えた。
尚、最終ラウンドも4オーバー76とふるわず、通算6オーバーで24日のうちにホールアウトしていた石川遼は65位タイに沈んでいる。