国内でのツアー開幕を待ちきれない面々がインドネシアで大暴れを目論んでいる。

　ワンアジアツアーとの共催で行われる国内男子ツアーアジアシリーズ第2戦、インドネシアPGA選手権が現地時間28日からインドネシアのエメラルダGCを舞台に開幕。アーノルド・パーマー（米）設計の難コースだが、ラフが短く刈られバーディ続出を匂わせるセッティングとなっており、そこに池田勇太を始めとする日本勢が大挙して参戦する。

　中でも意欲を燃やしているのが、米男子ツアーフル参戦の経験もある宮本勝昌だ。2週前のタイランドオープンも今大会と同じ“アジアシリーズ”だったが、手違いで練習ラウンドができずに苦汁をなめた。優勝も国内ツアーのメンバーながら、地元のプラヤド・マークセン（タイ）にさらわれ、日本勢はいいところなし。そんな経緯があるだけに「今週はちゃんと日本人何人かで優勝争いをしないとね」と言い切るのは、元選手会長という立場だからでもある。

　近年国内ではなかなかスポンサーがつかずに試合数が減少。その結果アジアに活路を求めて実現したのが今回のアジアシリーズだ。それをわかっているだけに、国内開幕戦の東建ホームメイトカップ（4月18?21日／三重県、東建多度カントリークラブ・名古屋）を前に活躍して国内のファンを沸かせると同時に、スポンサーの心も動かしたい気持ちでいっぱいのようだ。

　その他主な日本勢では、片山晋呉、小田孔明、谷原秀人、松村道央、高山忠洋、矢野東、藤本佳則、丸山大輔、武藤俊憲、宮里聖志らが参戦。宮里優作、上井邦浩の初優勝目前と言われる2人も加わり、今度こそ日本勢の優勝争いを期待したい。

インドネシアPGAチャンピオンシップ放送予定
http://www.golfnetwork.co.jp/guide/jgtooneasia/logs/2013-indonesiaop.html