E.エルス、ショートパターで好発進!
2013年3月29日(金)午前11:15
アーニー・エルス(南ア)がアンカリング禁止に備えてベリーパターを手放し、普通の長さのパターに戻して好プレーを見せている。
メジャー通算4勝のエルスだが、その4勝目となった昨季の全英オープンではベリーパターのグリップを体の一部に固定(アンカリング)して使用。アンカリングしてのメジャー王者が相次いだことから、結果的にルール改正への動きを後押しする形となってしまった。
エルスは今週、アジアンツアーのチェンマイ・ゴルフ・クラシック(タイ、アルパインGR)に出場しており、現地時間28日の第1ラウンドではベリーパターではなくショートパターを使用。3アンダー69で回り、単独首位のプラヤド・マークセン(タイ)に4打差の16位タイスタートを切った。
ショートパターでも安定したスコアを残せることを証明したエルスだが、それでも2週後のマスターズではベリーパターを使うことを宣言。「簡単なことだよ。オーガスタのグリーンは速いからね」とコメントしている。昨年は世界ランキングトップ50から転落し出場できなかったマスターズ。その大舞台のガラスのグリーンでは、まだまだベリーパターが必要なようだ。
首位のマークセンは8バーディ、1ボギーの7アンダー65でプレー。1打差2位タイにプロム・ミーサワット(タイ)、ジョナサン・ムーア(米)、胡牧(中)が続いている。
その他の主な選手では、エルスと同じ3アンダー16位タイにY・E・ヤン(韓)、トンチャイ・ジェイディ(タイ)がつけ、平塚哲二と北村晃一が2アンダー70で27位タイ。小林正則が1アンダー71で50位タイ、久保谷健一と片岡大育がイーブンパー72で73位タイ。宇佐美祐樹が2オーバー74で101位タイ、市原弘大と中里光之介が5オーバー77で131位タイとなっている。