P.マークセン首位堅守 E.エルス、急降下も「諦めない」
2013年3月30日(土)午後0:33
新設トーナメントで47歳のプラヤド・マークセン(タイ)が単独トップの座をキープした。
現地時間29日、アジアンツアーのチェンマイ・ゴルフ・クラシック(タイ、アルパインGR)は第2ラウンドの競技を終了。この日単独首位からスタートしたマークセンは6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークし、通算12アンダーで依然トーナメントをリード。2位に並ぶトンチャイ・ジェイディ(タイ)、ジョナサン・ムーア(米)、ディグビジェイ・シン(インド)に2打差をつけた。
「今シーズンからボールを替えて球が飛ぶようになった。47歳にして飛距離が伸びるなんて画期的な出来事だ」と昨年比で20ヤード飛距離アップに成功したというマークセン。小柄ながら300ヤード弱を飛ばせるようになり、コースマネジメントがラクになったのだとか。同ツアー6勝のベテランが完全優勝を目指しエンジン全開だ。
長尺パターを封印しショートパターで登場し話題になったアーニー・エルス(南ア)は初日16位タイとまずまずのポジションを確保していたが、2日目は3連続バーディを奪いながらボギーも3つ叩いて1アンダー71止まり。通算4アンダーは41位タイに急降下。「この位置から逆転するのは難しくなってしまったけれど、まだ諦めていない。残り2日はアグレッシブなプレーでビッグスコアを目指すつもりだ」と大逆転Vに意欲を見せている。
またもうひとりのメジャーチャンピオン、Y・E・ヤン(韓)はこの日4つスコアを伸ばし通算7アンダー12位タイにつけ上位を伺っている。
一方、日本勢は通算6アンダーで17位タイにつけた平塚哲二が最高位。ルーキーの北村晃一が通算2アンダーでカットラインぎりぎりの63位タイ。決勝ラウンドに滑り込んだが、中里幸之介は通算イーブンパー83位タイで決勝ラウンド進出はならなかった。市原弘大(通算5オーバー118位タイ)、小林正則(通算5オーバー118位タイ)、宇佐美祐樹(通算7オーバー129位タイ)は下位で予選落ちに終わった他、久保谷健一と片岡大育は第2ラウンド途中で棄権を表明している。