E.エルス『66』で15位タイ浮上 P.マークセンがリード広げる
2013年3月31日(日)午前11:39
アーニー・エルス(南ア)がシーズンベストの『66』をマークし上位争いに再浮上した。
アジアンツアーのチェンマイ・ゴルフ・クラシック(タイ、アルパインGR)は現地時間30日、第3ラウンドの競技を終了。長尺パターを封印しショートパターで勝負しているエルスが7バーディ、1ボギーの6アンダー66の好スコアを叩き出し、通算10アンダーで前日の41位タイから15位タイに順位を上げた。
連日の60台で初日からのトップを守りリードを5打まで広げたプラヤド・マークセン(タイ/通算18アンダー)とは8打差あるが「今季は思うようなゴルフが出来ていなかったが、ようやく兆しが見えてきた。自分が正しい方向に進んでいるのがわかった。明日はもっとスコアを伸ばしたい」とメジャー4勝のエルスは、さらなる上位進出に意欲を見せている。
そんなエルスの前に立ちはだかるのはアジアの強豪たち。1イーグル、6バーディ、2ボギーの6アンダー66をマークして首位の座を守ったマークセンを筆頭に、通算13アンダー2位タイにつけるトンチャイ・ジェイディ(タイ)、通算12アンダー4位タイにつけるY・E・ヤン(韓)ら、アジアの賞金王やメジャーチャンピオンが優勝の二文字に向かって邁進している。果たしてエルスがどこまで上位に迫れるか、最終日の展開に注目だ。ちなみにエルスは来月11日(現地時間)に開幕する今季メジャー初戦のマスターズ(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)では長尺パターを使うと発言している。
一方、日本勢は前日17位タイとまずまずのポジションにつけていた平塚哲二がこの日は2バーディ、1ボギーの我慢のゴルフで1アンダー71にとどまり、通算7アンダー33位タイに後退。もう1人予選を突破した北村晃一はスコアを1つ落とし、通算1アンダー65位タイに低迷中。
尚、中里幸之介、市原弘大、小林正則、宇佐美祐樹の面々はすでに予選で姿を消し、久保谷健一と片岡大育は第2ラウンドの途中で棄権を表明している。