C.スタドラー9年ぶりV、F.カプルス猛追も単独2位
2013年6月24日(月)午前10:27
クレイグ・スタドラー(米)が逃げ切って9年ぶりに勝利の美酒に酔いしれた。
イリノイ州シカゴ郊外のノースショアCCを舞台に行われていた米チャンピオンズツアー、エンコンパス チャンピオンシップは現地時間23日、最終ラウンドの競技を終了。単独トップからスタートしたスタドラーが後半スコアを崩しながら1アンダー71にまとめ、通算13アンダーで逃げ切り2004年のSAS選手権以来となるツアー通算9勝目を達成した。
苦しい戦いだった。序盤は快調で6番までに4つスコアを伸ばしたスタドラーだったが、9番のボギーで流れが変わる。その間、フレッド・カプルス(米)が3連続を含む7バーディの猛攻でひたひたとスタドラーの背後に迫ると、先に通算12アンダーでホールアウト。上がり3ホールで1つでもスコアを落とせばプレーオフにもつれ込む場面でスタドラーはなんとかパーで踏ん張り、カプルスに1打差をつけ逃げ切った。
カプルスにとってはこれが今季3度目の単独2位。シーズン初Vにはあと一歩足りなかったが、尻上がりに調子を上け底力を見せつけた格好だ。
またベルンハルト・ランガー(独)が通算11アンダーでケニー・ペリー(米)、マーク・オメーラ(米)、トム・レーマン(米)らと並び3位タイに入っている。今季は序盤戦であっという間に2勝を挙げ賞レースのトップを走りながら、ここ2か月優勝争いから遠ざかっていたが、久々のトップ3入りにランガー本人も手応えを感じた様子だった。