藍チャージならず… 11位タイで終戦
2013年8月12日(月)午前8:14
今週も宮里藍に勝利の女神は微笑まなかった。
欧州女子ツアーのホンマ・ピルセン・ゴルフ・マスターズ(チェコ、ゴルフパークプルゼニ)は現地時間11日、前日日没順延となった第2ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を終了。12位タイからスタートした宮里は積極的なプレーで序盤からバーディ量産態勢に入ったものの、狭いフェアウェイと難しいピンポジションに苦しみ、6つバーディを奪いながらボギーも4つ叩いて2アンダー69止まり。通算8アンダーは11位タイで3日間の競技を終了した。
ロレックスランキング(女子世界ランキング)13位の宮里にとって純然たる欧州ツアーは初体験。出場している選手たちは格下ばかりだったが、勝負は時の運。優勝争いには絡めなかったものの、前週のメジャー大会、全英リコー女子オープンに予選落ちした悔しさは、目の前のプレーに集中することで晴らすことが出来たようだ。
そして最後の笑ったのはドイツ出身のツアールーキー、アン-キャスリン・リンドナー。第2ラウンドを終え2位タイにつけた25歳の新鋭はノーボギーの3アンダー68にスコアをまとめ、通算12アンダーで逆転V。デビュー7戦目の快挙にキャディに飛びついて喜びを表現すると「こんな結末予想もしていませんでした!」とうれしい誤算に瞳を潤ませた。
ちなみに最終ラウンドを単独トップで迎えたアナイス・マゲッティ(スイス)はスコアを6つ落とし、通算5アンダー26位タイに終わっている。