井戸木、尾崎が出場するシニアのメジャー
2013年7月11日(木)午後0:38
井戸木鴻樹が米チャンピオンズツアーの今季メジャー第3戦、全米シニアオープン(現地時間11?14日/ネブラスカ州、オマハCC)でビッグタイトル2勝目に挑む。
5月に行われた同ツアーのメジャーシーズン初戦、シニアPGA選手権ではアメリカ本土初上陸で初優勝、日本人男子として初のメジャータイトルを手にした井戸木。その後は国内シニアツアーと掛け持ちで出来る限り同ツアーでプレーしている。
2週間前はメジャー2戦目のコンステレーション シニアプレーヤーズ チャンピオンシップに出場したが、慣れない移動と疲労もあって残念ながら74位タイに終わった。だが、今大会はUSGA(米国ゴルフ協会)の主催競技。全米オープン同様、セッティングの難しさには定評があり、飛んで曲がらない井戸木のプレースタイルはピタリとはまるはずだ。
井戸木のことを可愛がり、シニアPGA選手権の際も面倒を見た尾崎直道も参戦。井戸木のメジャー優勝を心から喜んだが、尾崎自身にも米レギュラーツアー、チャンピオンズツアーの両方に常駐し続けた男の意地がある。昨季の国内シニアツアー賞金王としても、ここで一矢を報いたいところ。
ディフェンディング・チャンピオンのロジャー・チャップマン(英)、フレッド・カプルス(米)、ベルンハルト・ランガー(独)、トム・レーマン(米)、マイケル・アレン(米)、メジャー2連勝を狙うケニー・ペリー(米)ら実力者たちがひしめく中、有望なルーキーも出場する。2週前のデビュー戦を9位タイで終えたコリン・モンゴメリー(スコットランド)だ。レギュラーツアー時代は何度も全米オープン優勝のチャンスがありながら、惜しくもこれを逃してきただけに、新しい舞台で大きく花開く可能性もあり、激戦は必至だ。