タイガーの元キャディの後悔とは?
2014年3月13日(木)午後0:35
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ベテランキャディ、スティーブ・ウィリアムス氏が自らのビッグマウスに後悔を見せた。
12年間タイガー・ウッズ(米)の相棒として活躍し、メジャー14勝のうち13勝をともに勝ち取ってきたウィリアムス氏は、タイガーと決裂後、アダム・スコット(豪)のキャディとして昨季のマスターズ優勝にもその手腕を発揮した。
そのウィリアムス氏が今週、フォックス・スポーツ・オーストラリアのインタビューで、2011年のWGC-ブリヂストン招待後に発した自分の言葉を振り返ったのだ。
この時、ウィリアムス氏はタイガーと決別した直後で、新パートナーのスコットのバッグを担いで4戦目にして優勝を飾った。タイガーとのコンビでは初勝利まで6試合かかっただけに、その嬉しさもあったのか「俺は33年間キャディをしてきて、145勝(のサポートを)しているけれど、これが生涯最高の勝利」と発言してしまったのだ。
これについて「まず、キャディとしてこの発言は決してしてはならない。(勝利は)彼ら(選手)のものなのだから」と断言。自分のおごりを反省した。
ウィリアムス氏はこの後、“ジョーク”ではあったものの、その年に話題を振りまいたキャディに与えられる“セレブレーション・オブ・ザ・イヤー”を受賞。その授賞式のスピーチの際にタイガーについて人種差別的な発言をしてしまう。この時は、タイガーに謝罪して終わったのだが、結局2人の関係は破綻してしまい、今日に至っている。
ウィリアムス氏がなぜ今、この後悔の念を口にしたのかは定かではないが、やはりキャディはしゃべり過ぎてはいけない、という教訓が今でも生きているのだけは間違いない。