苦労人のJ.リーガー、メジャーチャンプを退け逃げ切りV!
2013年8月26日(月)午前11:19
昨年米チャンピオンズツアーのQスクール(プロテスト)で狭き門をくぐり抜け出場権を獲得したルーキーのジョン・リーガー(米)が逃げ切って見事初優勝を飾った。
米チャンピオンズツアーのボーイング・クラシック(ワシントン州TPCスノクアルミーリッジ)は現地時間25日、最終ラウンドの競技を行い、この日単独トップからスタートしたリーガーが落ち着いたプレーで4アンダー68をマーク。通算15アンダーとし単独2位に食い込んだジョン・クック(米)に2打差をつけ初勝利をものにした。
緊張の最終日となったこの日、最終組をリーガーと一緒に回ったのはメジャーチャンピオンのベルンハルト・ランガー(独)とトム・レーマン(米)の2人。序盤、ランガーが3連続バーディでリーガーを追撃したが後半ボギーがかさみ2アンダー70止まり。レーマンもスコアを伸ばし切れずランガーと同じ通算10アンダー4位タイに終わる中、下部ツアーで2度の優勝経験があるもののレギュラーツアーでの実績が乏しいリーガーがプレッシャーに負けることなく先頭でゴールを駆け抜けた。
上位にクック、ランガー、レーマンの他、単独3位にフレッド・カプルス(米/通算11アンダー)らそうそうたるメンバーが顔を揃えたが、最後まで崩れることなく初Vを成し遂げたリーガーは“アメリカンドリーム”を達成したような喜びようだった。
2週連続優勝を狙ったバート・ブライアント(米)は通算8アンダー12位タイに終わり、賞金レーストップを走るケニー・ペリー(米)は通算4アンダー20位タイで終戦。
日本勢唯一出場の井戸木鴻樹は10番スタートのこの日、18番パー5でイーグルを奪う見せ場を作ったが、3バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフで1アンダー71。通算イーブンパーは前日より7ランクアップの41位タイで3日間の競技を終えている。