グアン、日本上陸!! ジュニア有望株たちにも期待
2013年8月28日(水)午後0:10
14歳でマスターズローアマを獲得したグアン・ティンラン(中=関天朗)が、国内男子ツアーに初登場する。
国内ツアーのVanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントが29日、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部を舞台に開幕する。大会連覇を狙う金亨成(韓)を筆頭にトッププレーヤーたちが激戦を繰り広げるが、これに混じって戦うのが15歳まであと約2か月に迫ったグアンだ。史上最年少で出場した今年のマスターズでは、スロープレーにより第2ラウンドで1打罰を受けながら通算12オーバーで回って58位タイ。ローアマタイトルを獲得し、実力のほどを見せつけた。そのグアンが日本でどんなプレーを見せてくれるのか。ファンは目が離せない。
ティーンエイジャーの出場はグアンだけではない。今大会は毎年「ジュニア育成プロジェクト」と銘打った主催者推薦で若いプレーヤーを出場させているが、今年もこのプロジェクトから4人のジュニアが挑戦する。昨年の日本アマチュアゴルフ選手権競技ランナーアップで本部高校(沖縄)3年の比嘉一貴、今年のパール・オープン(ハワイ)で4位タイに入りローアマを獲得した地元福岡第一高校1年の和田章太郎、代々木高校(東京)1年の篠優希、米マーターデイハイスクール1年の田辺一成がそれだ。彼らにはプロに臆することなく伸び伸びとしたプレーを期待したい。
勢いのあるジュニアを受け止めるプロも、もちろん負けてはいない。悪天候のため3日間54ホールで打ち切りと、不完全燃焼に終わった前週の関西オープンゴルフ選手権競技からは、優勝したブラッド・ケネディ(豪)を筆頭に単独3位の矢野東、5位タイの池田勇太らが揃って出場。若者たちの挑戦をしっかりと受け止める。
昨年、金亨成と優勝争いを演じながら、最後に敗れて単独2位に終わった貞方章男もリベンジをかけて出場。米男子ツアーでプロデビューした実力者だけにこちらも楽しみだ。