18歳稲森が首位タイ発進 グアンは出遅れ
2013年8月29日(木)午後6:45
国内男子ツアーのVanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントは29日、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。14歳でマスターズローアマを獲得したグアン・ティンラン(関天朗/中)に注目が集まる中、同じくティーンエイジャーの稲森佑貴が5アンダー67で回り、前週の関西オープンゴルフ選手権競技で単独2位に入ったパク・エスジェイ(韓)とトップを分け合った。
プロ転向3年目、18歳の若武者がコース上で躍動した。インスタートの稲森はこの日、18ホール中もっとも難しい10番パー4で幸先の良いバーディ発進を切ると、その後も安定したショットを武器に堅実なプレーでスコアを伸ばし、4バーディ、1ボギーの3アンダーで前半を折り返す。後半に入っても勢いは衰えず、3番、最終9番をバーディとし、同ツアーで初めてトーナメントをリードした。
一方、期待されたグアンだったが、初日は気合が空回り。ショットが乱れるとパッティングでも挽回できず、ノーバーディ、5ボギーの5オーバー77。尾崎直道らと同じ135位タイと大きく出遅れ、ほろ苦い日本ツアーデビューとなった。
そのほか上位は、稲森に1打差の3位タイから武藤俊憲、藤本佳則などが追いかけ、3アンダー69の11位タイに歴代優勝者の甲斐慎太郎、若手有望株の川村昌弘ら。2アンダー70の18位タイに片山晋呉、小田孔明、平塚哲二の実力者が続いているものの、選手会長の池田勇太は、2バーディ、3ボギーの1オーバー73とスコアを伸ばせず、65位タイにとどまっている。