帰国前に手土産優勝を狙う井戸木、K.ペリーら参戦
2013年9月6日(金)午後1:30
井戸木鴻樹が帰国前に米チャンピオンズツアーで意地を見せようとしている。
5月の同ツアー、シニアPGA選手権で日本人男子初のメジャー優勝を飾った井戸木は、日本シニアツアーに軸足を置きながらも、出場権を得たチャンピオンズツアーの大会に出場している。
現地時間6日開幕のモントリオール選手権(カナダ、バレ・デュ・リシュリュー・ベルシェール)はシニアPGA選手権から数えて8試合目になるが、快挙を達成して以降は全英シニアオープンの単独13位が最高位。他の試合では今ひとつメジャー王者らしいプレーを披露できずにいる。
今大会終了後には、次週の日本シニアツアー、コマツオープン2013(12?14日/石川県、小松カントリークラブ)出場のため一度、帰国する予定でおり、その前に実力を示したいところだ。
そんな井戸木をよそに、今大会を含めて残り7試合となったチャンピオンズツアーをけん引するのがケニー・ペリー(米)だ。ペリーは、シニアPGA選手権で井戸木に逆転負けを喫し、その悔しさを糧にコンステレーション シニアプレーヤーズ チャンピオンシップ、全米シニアオープンとメジャー大会で2連勝。現在チャールズ・シュワブカップポイントランキング首位を快走している。
同ランキングの獲得ポイントは2,619で、2位のベルンハルト・ランガー(独/1,830ポイント)とは789ポイント差。さらに前週のショー・チャリティ・クラシックでシーズン2勝目を挙げたツアールーキー、ロッコ・メディエート(米)も同ランク7位に浮上してきており、シーズン終盤は激戦模様だ。
今大会初日はペリー、ランガー、同ランク3位のデビッド・フロスト(南ア)が同組で回るなどファンにはたまらない演出が施されている。シーズン大詰めを前にまだまだチャンピオンズツアーは目の離せない戦いが続く。
尚、ディフェンディング・チャンピオンはマーク・カルカベッキア(米)。井戸木はラリー・マイズ(米)、カーク・トリプレット(米)と第1ラウンドをラウンドする。