青木、井戸木、芹沢が参戦するチャンピオンズツアー
2013年9月20日(金)午前11:36
71歳の青木功を筆頭に3人の日本勢がハワイでの戦いに挑む。
米チャンピオンズツアーのパシフィックリンクス・ハワイチャンピオンシップが現地時間20日、ハワイ州のカポレイGCを舞台に開幕する。今大会には青木の他、井戸木鴻樹、芹沢信雄と3人の日本勢が出場。中でも注目は久々の参戦となる同ツアー9勝の青木だ。
50歳になった92年からチャンピオンズツアーに出場していた青木は、一時は毎週のように優勝争いを繰り広げていた。当時はヘイル・アーウィン(米)が絶好調で、アーウィンにこそ遅れを取っていたものの人気は青木のほうが上。ギャラリーの喝采を浴びながら、技の数々を披露していたものだ。
だが、さすがに寄る年波には勝てず、近年は出場試合数も激減。近頃は国内のシニアツアーを中心に時折レギュラーツアーでプレーしている。テレビ解説の仕事なども多くなってきたが、やはりクラブを握った時がもっとも生き生きとするのが青木という男。存在感あふれるプレーを今週も期待したい。
シニアPGA選手権優勝の井戸木も、そろそろチャンピオンズツアーの一員としてなじんできた。英語こそまだ出来ないが、ジェスチャーと関西弁で仲間を増やし、すっかりツアーに溶け込んでいる。また、芹沢もスポット参戦。近頃では昨季の国内男子ツアー賞金王、藤田寛之の師匠としておなじみになってしまったが、かつては“日本一パーパットの上手い男”と尾崎将司の呼ばれたこともある。粘り強いゴルフで大暴れとなるだろうか。
チャンピオンズツアーは今大会を含めて残り6試合となったため、タイトル争いもヒートアップ。今季メジャー2勝のケニー・ペリー(米)、ベルンハルト・ランガー(独)、フレッド・カプルス(米)らも揃って参戦し、激しい戦いを繰り広げる。