イーグル締めの松山が首位浮上! 1差に13年米新人王J.スピース
2014年11月21日(金)午後5:03
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国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメントは21日、宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。4打差11位タイから出た松山英樹がこの日のベストスコア「64」をマーク、通算スコアを10アンダーまで伸ばし単独トップに躍り出た。
松山が本場アメリカ仕込みの技でギャラリーを魅了した。アウトスタートのこの日は2アンダーでハーフターン。後半は11番、12番、14番でバーディを重ねトップと1打差で最終18番に突入すると、値千金のイーグル奪取に成功する。終わってみれば7アンダー64の猛チャージでリーダーボードを駆け上がった。
もし優勝となれば国内ツアーでは13年カシオワールドオープン以来約1年ぶり。今年は7月のセガサミーカップに出場したが、結果は17位タイだった。今大会後にはタイガー・ウッズ(米)がホストを務めるヒーロー・ワールド・チャレンジ(現地時間12月4?7日/フロリダ州アイルワースGC)に日本人として初出場するが、その前に結果を残せるか?
また、松山と同組のジョーダン・スピース(米)も、この日大きくスコアを伸ばした。初日は17位タイと静かなスタートとなった13年米ツアー新人王は、第2ラウンドでその実力を遺憾無く発揮。松山と同じく1イーグル、6バーディ(1ボギー)を奪って、I・H・ホ(韓)と並び2位タイに浮上している。
以下上位は、通算8アンダー4位タイに池田勇太とブレンダン・ジョーンズ(豪)、通算6アンダー6位タイに片山晋呉とデービッド・スメイル(ニュージーランド)が続く展開。現在賞金ランキングNo.1の小田孔明は、岩田寛、武藤俊憲らと共に通算5アンダー8位タイから逆転Vを狙う。初日トップの稲森佑貴は、通算4アンダー14位タイに後退した。
一方、12年全米オープン覇者のウェブ・シンプソン(米)&欧州ツアー通算7勝のゴンサロ・フェルナンデスカスタノ(スペイン)は通算1オーバー47位タイ。前日39位タイの石川遼は、13ホールを終えた時点で2アンダーとしたものの、14番からの5ホールで4つのボギーを叩き2オーバー73。通算2オーバー54位タイで辛くも予選を通過している。