米女子ツアーを主戦場に戦うアザハラ・ムニョス（スペイン）が欧州女子ツアーで逆転優勝を飾った。

　ムニョスが勝ったのは現地時間29日に最終ラウンドが行われた同ツアーのラコステ・レディス・オープン・デ・フランス（仏、シャンタコGC）。最終日を4位からスタートしたムニョスは、6バーディ、1ボギーの5アンダー65をマークして通算14アンダーで逆転Vを達成。自国のナショナルオープン制覇を目指したグラディス・ノセラら地元勢に1打差をつけ、ツアー通算2勝目を挙げた。

「今日は出だしから凄くショットが切れていた。タップインバーディがいくつもあったし、フロントナインで勢いをつけられたことが大きい。とてもハッピーです」と満面の笑みを浮かべたムニョス。

　2010年米ツアーの最優秀新人賞に輝いたムニョスだが、今季同ツアーではキア・クラシックでの9位タイが最高でトップ10は1回だけ（出場20試合中）。賞金ランキングも47位とやや不本意なシーズンを送っている。しかし、慣れ親しんだヨーロッパでの勝利で今後に弾みをつけた。今週末よりスタートする米ツアーのアジアシリーズで、昨季のサイベース・マッチプレー選手権以来となるツアー2勝目を目指す。