国内男子ツアーのコカ・コーラ東海クラシックは3日、愛知県の三好カントリー倶楽部　西コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。4アンダー68をマークした宮里優作が後続に1打差をつけ単独首位スタートを切った。

　アウトスタートの宮里は出だしの1番でバーディを奪うと、2番でもバーディ奪取に成功。7番パー5ではチップインイーグルを奪って4アンダーで折り返す。後半は一進一退のゴルフが続いたが、最終18番をバーディで締めてリーダーボードの最上段を射止めた。2003年のプロ転向から初優勝は時間の問題といわれながらなかなか優勝出来ていない宮里。しかし今年、ツアー競技ではないものの九州オープンでプロ初優勝を果たしており、本人も「（勝ち癖がつけば）ツアーの優勝につながっていくと思う」と意気込みを語っている。絶好の滑り出しを見せた今大会で悲願のツアー初優勝をつかむことができるか。見逃せない戦いが続く。

　また、昨年の本大会以来となる国内ツアー出場を果たした今田竜二も上位をキープした。前半は1オーバーと我慢のゴルフが続いたが、後半2バーディ（1ボギー）を奪いイーブンパー72でフィニッシュ。藤本佳則、平塚哲二、山下和宏らと並ぶ12位タイと久々の国内ツアーで存在感を示した。ゴルフ用品メーカー大手アクシネット社の御曹司で、欧州ツアールーキーイヤーの今季すでに1勝をマークしている“貴公子”ピーター・ユーライン（米）は1オーバー73の20位タイで初日を終えている。

　その他上位陣は、3アンダー69の2位タイに武藤俊憲と金度勲（韓）の2人。2アンダー70の4位タイに小田孔明、松村道央、星野英正ら、1アンダー71の9位タイに兼本貴司、白潟英純らがつけている。一方、今季好調の片山晋呉は2オーバー74の31位タイ、前週Vの川村昌弘、ディフェンディング・チャンピオンのH・W・リュー（韓）、昨季賞金王の藤田寛之は3オーバー75を叩いて42位タイと出遅れた。