国内男子ツアーのTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Centralは12日、岐阜県のTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central Courseを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日に8アンダー64の好スコアで単独トップに躍り出た藤本佳則がこの日、2つスコアを伸ばし通算19アンダーで単独首位の座を守った。

　アウトスタートの藤本は、2番でバーディを先行させるも直後の3番でボギーを叩く立ち上がり。6番で2度目のボギーを叩いて、小田孔明に一時首位を明け渡したが、8番、9番と連続バーディを奪って、小田と並び前半を折り返す。後半最初の10番でバーディを決めた藤本は、14番でもバーディを奪い再び単独首位に。5バーディ、3ボギーの2アンダー70で後続と2打差のまま最終日を迎えることとなった。

　一方、首位タイで後半に臨んだ小田だったが、後半に3ボギー（2バーディ）を叩き失速。5バーディ、3ボギーの2アンダー70で藤本との差を縮められず、通算17アンダーで単独2位をキープした。また、藤本、小田と同組で回ったディフェンディング・チャンピオンの呉阿順（中）は、2ダブルボギーを叩くなどスコアを乱し、リーダーボードを後退。3オーバー75で通算10アンダー17位タイまで順位を下げた。

　また、大会初代王者の池田勇太が、前日同様、復調をうかがわせるプレーを見せた。アウトスタートの前半、3連続バーディを含む4バーディ（ノーボギー）をマーク。後半も2バーディ、1ボギーにスコアをまとめ、5アンダー67の好スコアで、28位タイから通算12アンダー10位タイに浮上した。

　その他上位陣は、通算14アンダー3位タイに塚田陽亮、貞方章男ら、通算13アンダー6位タイには、この日のベストスコア、7アンダー65を叩き出した河野祐輝ら4人がつけている。今季1勝の川村昌弘、薗田峻輔が池田と同じ通算12アンダー10位タイに名を連ねている。昨季賞金王の藤田寛之は、通算10アンダー17位タイに順位を下げた。

　尚、ホストプロの小平智は42位タイから通算5アンダー56位タイに後退している。