L.ネルソン、エージシュート! N.ファルド棄権、井戸木出遅れ
2013年10月12日(土)午前10:37
ラリー・ネルソン(米)がエージシュートを達成し首位タイの好発進を切る中、メジャー6勝のニック・ファルド(英)はひじ痛で棄権、シニアPGA選手権チャンピオンの井戸木鴻樹は大きく出遅れた。
米チャンピオンズツアーのSAS選手権(ノースカロライナ州プレストンウッドCC)が現地時間11日開幕。今大会を含め残り4試合と大詰めを迎えた同ツアーで66歳のネルソンが年齢と同じ6アンダー66をマークし、ラス・コクラン(米)、マーク・モーランド(ウェールズ)と並びトップタイと絶好の滑り出しを切った。
フロント9で6つのバーディを奪い「29」で折り返したネルソンは、後半1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、エージシュートの快挙。「ショットが非常に良かった。アイアンのキレが良くピンそばのチャンスを量産出来た。納得のプレーだった」と満足げな表情を見せたネルソン。最後に勝ったのは2004年とすでに9年の歳月が流れが、この調子を維持すれば節目のツアー通算20勝目も夢ではない。
ディフェンディング・チャンピオンで目下賞金レースを引っ張っているベルンハルト・ランガー(独)はデビッド・フロスト(南ア)らと並び1打差の4位タイ。賞金ランク2位のケニー・ペリー(米)が2打差の9位タイにつけている。
また今大会がアメリカでのシニアツアーデビューとなったファルドは13ホール終了時点でひじ痛を訴え途中棄権。「最後までプレーしたい気持ちは山々だったけれど、片腕では戦えないからね」とコースを後にした。
一方、ここのところ苦しい戦いが続いている井戸木は今週もグリーン上で苦戦。バーディを1つしか奪えず3オーバー75の乱調で、上位争いからはほど遠い68位タイからのスタートを余儀なくされている。