12月に行われるタイガー・ウッズ（米）のチャリティイベント、ワールド・チャレンジ（現地時間5?8日／カリフォルニア州、シャーウッドCC）にトッププレーヤーたちが集結する。

　出場選手は例年通りわずかに18人。ホストのタイガーはもちろんのこと、ディフェンディング・チャンピオンで全英オープン王者でもあるグラエム・マクドウェル（北アイルランド）の出場は決定。ローリー・マキロイ（北アイルランド）、リー・ウェストウッド（英）、イアン・ポルター（英）らもほぼ出場確実となっている。

　メジャー4勝のアーニー・エルス（南ア）も大会初出場。メジャーで強い男ジェイソン・デイ（豪）や昨季全米プロゴルフ選手権覇者のジェイソン・ダフナー（米）、マット・クーチャー（米）、スティーブ・ストリッカー（米）らも出場が決まっている。

　冠スポンサーだったノースウエスタン・ミューチュアルが降板し、冠なしで行われる予定の同大会だが、今年で15回目の大会とあって選手たちにもお馴染みだ。ホストのタイガーは「これまでで最高のメンバーが集まるよ。米国プレーヤーはこれまでにもずっと大会をサポートしてくれてきた。今年はインターナショナルプレーヤーがこんなに集まってくれるのにはびっくりしたけど、米国がベースの選手も多いからね」と満面の笑みを浮かべた。

　史上初めて、年内に新しいシーズンを開幕させた米男子ツアーだが、なかなかトッププレーヤーたちが出場してくれずにいる。その一方でチャリティイベントながら、すっかり恒例となったこちらには選手が集まるというのは何とも皮肉な話と言わざるを得ない。