タイガー、“らしさ”復活で松山と並ぶ10位タイ好発進!
2014年7月18日(金)午前6:19
米男子ツアーのシーズンメジャー第3戦、第143回 全英オープンが現地時間17日、英国のロイヤル・リバプールGCで開幕。腰を手術した影響で今年のマスターズ、全米オープンを欠場したタイガー・ウッズ(米)がメジャーの舞台に帰ってきた。
タイガーは難しい1番、2番のパー4で連続ボギーを叩く苦しい立ち上がり。それでも5番パー5で最初のバーディを奪って1オーバーで踏ん張ると、後半11番パー4で約10メートルの長いバーディパットを沈めてスコアをイーブンに戻す。
勢い乗ったタイガーはさらにそこからの5ホールで4つのバーディを奪う猛攻を披露し、6バーディ、3ボギーの3アンダー69でフィニッシュ。バック9ではかつて絶対的な強さを誇った“らしさ”を発揮し、首位からわずか3打差の10位タイで初日の競技を終えた。
復帰戦に選んだ先月のクイックン・ローンズ・ナショナルでは予選落ちに終わっているタイガーだが、大舞台での上々の滑り出しに「良い感じだった」と力強くコメント。この日のプレーに手ごたえをつかんでいる様子を見せた。
ちなみに、全英オープンでの初日60台は自身8度目。そして大会3勝のうち2度は第1ラウンドで60台を記録しており、最後に勝ったロイヤル・リバプールGCでの2006年大会も『67』をマークしている。
上位は、ローリー・マキロイ(北アイルランド)がノーボギーの6アンダー66をマークして単独首位。さらに世界ランク1位のアダム・スコット(豪)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ジム・フューリック(米)のビッグネームが4アンダー68で3位タイにつけたが、ディフェンディング・チャンピオンのフィル・ミケルソン(米)は2オーバー74で84位タイに低迷している。
日本勢は、松山英樹、小田孔明、塚田好宣がタイガーと同じ3アンダー69で10位タイ発進。その他、岩田寛が2アンダー70の19位タイ、宮里優作がイーブンパー72の49位タイにいるが、石川遼は2オーバー74で84位タイ、近藤共弘は4オーバー76の124位タイ、小林正則は6オーバー78の140位タイと出遅れている。
≪全英オープン放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/THEOPEN2014